石膏(せっこう)

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生薬名

石膏(せっこう)

生薬ラテン名・学名

Gypsum Fibrosum

生薬英語名

Gypsum

基原

石膏(せっこう)は、天然の含水硫酸カルシウムで、組成はほぼCaSO₄・2H₂Oである

石膏(せっこう)の作用・効能効果

清気分実熱(清熱降火・除煩止渇)、清肺熱、清胃火、生肌斂瘡

五味・五性・帰経の分類

「酸」・「苦」・「鹹」・「辛」・「甘」という5種類の薬味、生薬には「寒・涼・平・熱・温」の5つの五性、生薬が身体のどの部分に作用するのかを示す帰経があります。

薬味

辛・甘

薬性

大寒

帰経(臓腑弁証)

肺・胃

産地

中薬の分類

中医学に基づく方剤の分類です。中医学で使用する薬を中薬と呼びます。

中薬大分類

清熱薬

清熱薬(せいねつやく)とは、主に裏熱を改善する薬のことです。

中薬中分類

清熱瀉火薬

石膏(せっこう)が含まれる漢方薬

  1. 越婢加朮湯
  2. 越婢加朮附湯
  3. 駆風解毒散(駆風解毒湯)
  4. 桂枝越婢湯
  5. 桂枝二越婢一湯
  6. 桂枝二越婢一湯加朮附
  7. 五虎湯
  8. 小柴胡湯加桔梗石膏
  9. 小青竜湯加杏仁石膏(小青竜湯合麻杏甘石湯)
  10. 小青竜湯加石膏
  11. 消風散
  12. 辛夷清肺湯
  13. 竹葉石膏湯
  14. 釣藤散
  15. 白虎加桂枝湯
  16. 白虎加人参湯
  17. 白虎湯
  18. 防風通聖散
  19. 麻杏甘石湯
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この記事を書いた人

KAMPO楓堂 代表

国際中医師・国際中医薬膳師
温活指導士・温活薬膳料理士
登録販売者

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