天門冬(てんもんどう)

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生薬名

天門冬(てんもんどう)

生薬ラテン名・学名

Asparagi Radix

生薬英語名

Asparagus Tuber

基原

天門冬(てんもんどう)は、クサスギカズラ Asparagus cochinchinensis Merrill(Liliaceae)の根被の大部分を除いた根を、湯通し又は蒸したもの

天門冬(てんもんどう)の作用・効能効果

潤肺滋腎・清熱化瘀、潤腸通便

五味・五性・帰経の分類

生薬には「寒・涼・平・熱・温」の5つの五性、「酸」・「苦」・「鹹」・「辛」・「甘」という5種類の薬味、生薬が身体のどの部分に作用するのかを示す帰経があります。

薬味

甘・苦

薬性

大寒

帰経(臓腑弁証)

肺・腎

産地

中国(四川省、広西省、雲南省)など

中薬の分類

中医学に基づく方剤の分類です。中医学で使用する薬を中薬と呼びます。

中薬大分類

補益薬

補益薬(ほえきやく)は、気や血、陰陽を補益して虚証を改善する薬のことです。

中薬中分類

滋陰薬

滋陰薬(じいんやく)とは、補陰薬や養陰薬とも呼ばれ、陰虚や津虚を改善する薬のことです。

天門冬(てんもんどう)が含まれる漢方薬

  1. 甘露飲
  2. 滋陰降火湯
  3. 清肺湯
  4. 天王補心丸
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この記事を書いた人

KAMPO楓堂 代表

国際中医師・国際中医薬膳師
温活指導士・温活薬膳料理士
登録販売者

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