喉の痛みに即効性はある?漢方で腫れと炎症を鎮めるうがい飲み

唾を飲み込むのも辛い喉の痛みに悩んでいませんか。
風邪のひき始めや乾燥による炎症には漢方薬が効果的です。
この記事では即効性が期待できるうがい飲みという服用法や腫れやイガイガなど症状別に選ぶおすすめの処方について専門家が解説します。
喉の痛みの原因と漢方で考える熱と乾燥
医学的に喉の痛みはウイルスや細菌の感染による咽頭や扁桃の炎症が主な原因です。粘膜が赤く腫れ上がり神経が刺激されることで鋭い痛みを感じます。漢方医学において喉の痛みは外からの邪気が侵入して熱を持っている状態あるいは体内の潤いが不足して乾燥している状態と定義されます。急性の激しい痛みは風熱(ふうねつ)と呼ばれ余分な熱毒が喉に溜まっているサインです。一方で慢性のイガイガする痛みは肺陰虚(はいいんきょ)と呼ばれ粘膜を保護する潤い成分が枯渇している状態と考えます。漢方では単に痛みを止めるだけでなく熱を冷ましたり潤いを補ったりすることで炎症の元を断ち切ります。
喉の痛みに効くおすすめ漢方薬と選び方
喉の痛みといっても腫れ方や痛みの種類によって選ぶべき漢方薬は異なります。自分の症状にピタリと合う処方を選ぶことが早期回復の鍵です。
喉の痛みと腫れが強い時の桔梗湯
喉が赤く腫れて唾を飲み込むと激痛が走るような急性の症状には桔梗湯(ききょうとう)が第一選択となります。桔梗と甘草という二つの生薬だけで構成されたシンプルな処方ですが強力な抗炎症作用があり患部の熱を素早く鎮めます。風邪の初期やカラオケの歌いすぎによる炎症にも効果的です。
風邪の引き始めで喉の痛みがある時の銀翹散
喉の痛みから始まり発熱や頭痛がしてきた風邪の初期症状には銀翹散(ぎんぎょうさん)が適しています。体表面の熱を発散させながら喉の炎症を抑える働きがありインフルエンザなどのウイルス感染症の初期によく用いられます。金色のパッケージで売られていることが多い風邪薬です。
乾燥して喉の痛みが続く時の麦門冬湯
熱はないのに喉がイガイガして空咳が続き声が枯れてしまうようなタイプには麦門冬湯(ばくもんどうとう)がおすすめです。肺と喉を潤す作用があり乾燥による慢性的な炎症を和らげます。エアコンの効いた部屋にいて喉を痛めた場合や高齢者の乾いた咳に最適です。
扁桃腺が腫れる喉の痛みには駆風解毒湯
扁桃腺が赤く腫れ上がり高熱を伴うような激しい喉の痛みには駆風解毒湯(くふうげどくとう)が選ばれます。桔梗湯よりもさらに清熱作用が強く喉の奥の腫れや化膿を抑える力があります。うがい薬のように使えるトローチタイプや顆粒タイプがあります。
漢方薬で喉の痛みを治す効果的な飲み方
漢方薬の効果を最大限に引き出すためには飲み方に一工夫が必要です。特に喉の痛みにはうがい飲みという方法が推奨されています。
患部に直接効かせるうがい飲み
桔梗湯や駆風解毒湯などは患部に直接触れさせることで効果が高まります。顆粒をお湯に溶かしその液を口に含んでガラガラとうがいをしてからゆっくりと飲み込みます。これにより成分が喉の粘膜に直接作用し炎症を鎮める即効性が期待できます。食前や食間の空腹時に行うのがベストです。
喉の痛みに漢方を使う際の注意点
漢方薬は副作用が少ないとされていますが甘草を含む製剤の長期服用には注意が必要です。
甘草の過剰摂取と副作用
喉の痛みに効く漢方薬の多くには甘草が含まれています。桔梗湯や銀翹散などを他の風邪薬と併用したり長期間飲み続けたりするとむくみや血圧上昇などの偽アルドステロン症を引き起こすリスクがあります。症状が改善したら速やかに服用を中止し漫然と飲み続けないようにしてください。
まとめ
喉の痛みは熱や乾燥が原因です。急激な痛みには桔梗湯や銀翹散乾燥による痛みには麦門冬湯など症状に合わせて使い分けることが大切です。お湯に溶かしてうがい飲みをすることで成分を直接患部に届けることができます。数日服用しても改善しない場合や高熱が続く場合は細菌感染の可能性があるため早めに医療機関を受診しましょう。
よくある質問
喉の痛みと漢方についてよくある疑問や質問に専門家の視点からお答えします。
Q1. トローチと漢方薬は併用できますか
トローチには殺菌成分や抗炎症成分が含まれていますが漢方薬との併用は基本的に問題ありません。ただしトローチにも甘草成分が含まれている場合があるため成分表を確認し過剰摂取にならないように注意してください。
Q2. 子供が喉を痛がっていますが飲めますか
桔梗湯などは味が甘く子供でも飲みやすい漢方薬ですが年齢によって服用量が異なります。市販薬のパッケージに記載されている用法用量を守り医師や薬剤師に相談の上で飲ませてください。無理にうがい飲みをさせず少量のお湯で溶かして飲ませるだけでも効果はあります。
Q3. 冷たい飲み物は避けるべきですか
はい喉の痛みがある時は冷たい飲み物は刺激となり患部の血流を悪くして治りを遅くします。常温の水や温かいハーブティーなどを飲むようにし漢方薬もお湯に溶かして温かい状態で飲むのが理想的です。































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