高麗人参の効能は?疲労回復や冷えに効く理由と正しい選び方を解説

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高麗人参の効能は?疲労回復や冷えに効く理由と正しい選び方を解説

古くから不老長寿の薬として重宝されてきた高麗人参。

なんとなく体に良さそうなイメージはあっても具体的な効果や仕組みまでは知らない方が多いのではないでしょうか。

漢方では生命エネルギーである気を補う王様として扱われています。

この記事では高麗人参の知られざる効能と効果を最大限に引き出すための正しい知識を専門家が解説します。

目次

高麗人参の定義と漢方における位置づけ

高麗人参はウコギ科の植物であるオタネニンジンの根を乾燥させたものであり、野菜のニンジンとは全く異なる植物です。漢方の世界では数ある生薬の中でも別格の存在として扱われ、生命活動の根源である気を強力に補う補気薬の代表格として定義されています。弱った内臓機能を立て直し、体力を底上げする働きがあることから、王様の漢方とも呼ばれています。

アダプトゲンとしての働き

現代医学的な観点からは、高麗人参はアダプトゲン作用を持つハーブとして位置づけられています。アダプトゲンとは、ストレスに対する抵抗力を高め、体の生理機能を正常化させる天然ハーブの総称です。特定の症状だけに効くのではなく、血圧が高ければ下げ、低ければ上げるといったように、体のバランスを恒常性のある正常な状態に戻そうとする働きが特徴です。

効能が成り立つ条件と有効成分サポニン

高麗人参がこれほどまでに多岐にわたる効果を発揮できるのには、特有の有効成分とそれが働くための条件があります。

ジンセノサイドという有効成分

高麗人参のパワーの源は、サポニンの一種であるジンセノサイドという成分です。他の植物には含まれていない高麗人参特有の成分であり、現在判明しているだけでも数十種類以上が存在します。これらの中枢神経を鎮める成分と興奮させる成分が絶妙なバランスで含まれていることが、心身のバランスを整える条件となっています。

摂取するメリットとデメリット

万能薬のようなイメージがある高麗人参ですが、摂取することで得られる大きなメリットと、知っておくべきデメリットや体質との相性があります。

全身の活性化とエイジングケアのメリット

最大のメリットは、体全体のエネルギーレベルを引き上げられることです。胃腸の働きを良くして栄養吸収を高め、血液循環を促進し、免疫力を向上させるという連鎖的な効果が期待できます。これにより疲労回復はもちろん、冷え性の改善、肌の血色改善といった美容面でのエイジングケア効果も得られます。

熱がこもる副作用のリスク

デメリットは、エネルギーを補う力が強すぎるがゆえに、体質によっては熱がこもりすぎてしまうことです。元々暑がりでのぼせやすい人や、高血圧で顔が赤い人が摂取すると、動悸がしたり血圧が上がったりする副作用のリスクがあります。漢方ではこれを実熱と呼び、高麗人参の使用には慎重になるべき状態とされています。

具体的な7つの効能と評判

漢方の専門書には高麗人参の効能として七つの作用が記されています。これらは現代人の悩みにも通じる具体的な効果です。それぞれの評判や意味を解説します。

疲労困憊を救う補気救脱の働き

補気救脱(ほききゅうだつ)とは、消耗しきって気が抜け出てしまいそうな状態を救うという意味です。手術後や病後の著しい体力低下、過労で倒れそうな時に、急速に元気をチャージします。もうひと踏ん張りしたい時に飲むと底力が湧いてくるという評判は、この働きによるものです。

精神を安定させる養心安神の働き

養心安神(ようしんあんしん)とは、心を養い精神を安定させる作用です。ストレスでイライラしたり、不安で眠れなかったりする時に、高ぶった神経を鎮めて穏やかな眠りへと導きます。自律神経の乱れに悩む方からも支持されている効能です。

潤いを生む生津止渇の働き

生津止渇(しょうしんしかつ)とは、体液を生み出し渇きを止める作用です。糖尿病などで喉が激しく乾く症状や、加齢による口の渇きを癒やし、体を潤します。これにより肌の乾燥を防ぐ美容効果も期待できます。

効果を引き出す飲み方のコツ

高麗人参の効果を最大限に実感するためには、飲むタイミングや継続の仕方にコツがあります。

空腹時に飲んで吸収を高める

漢方薬全般に言えることですが、高麗人参も胃の中に何もない空腹時に摂取するのが吸収率を高めるコツです。特に朝起きてすぐや、食事の30分前などが適しています。ただし胃腸が極端に弱く、飲むと胃がムカムカするような場合は、食後に飲むことで胃への負担を和らげることができます。

注意点や副作用のリスク

安全に高麗人参を活用するために、必ず守るべき注意点や飲み合わせのリスクがあります。

炎症がある時は避ける

風邪を引いて高熱がある時や、体の中で急性の炎症が起きている時は摂取を控えてください。高麗人参の温める作用が火に油を注ぐことになり、熱をさらに高めてしまうリスクがあります。あくまで体力が低下している時や、慢性的な不調を抱えている時に使うものだと認識しておくことが大切です。

カフェインとの併用に注意

コーヒーやお茶などに含まれるカフェインと一緒に摂取すると、興奮作用が強く出すぎて不眠や動悸を招く恐れがあります。高麗人参を飲む際はお湯や水で飲むようにし、カフェインを含む飲料とは時間を空けることが望ましい回避方法です。

自分に合う高麗人参を選ぶ手順

高麗人参には様々な加工法があり、それぞれ性質が異なります。自分に最適なものを選ぶための手順を紹介します。

加工法による違いを知る手順

まずは加工法の違いを理解します。皮を剥かずに蒸して乾燥させた紅参(こうじん)は、有効成分が凝縮されており温める力が最も強いため、冷え性や虚弱体質の方に向いています。一方、皮を剥いて乾燥させた白参(はくじん)は、紅参に比べて作用がマイルドで熱を込めすぎないため、穏やかに元気を補いたい方に適しています。自分の体質が寒がりなら紅参、暑がりなら白参を選ぶというのが基本的な手順です。

おすすめの選び方と種類

市場には多くの高麗人参製品が出回っていますが、品質の確かなものを選ぶポイントがあります。

6年根を使用した製品を選ぶ

高麗人参は土の中で育つ期間が長いほど栄養価が高まりますが、最もバランスが良いとされるのが6年根(ろくねんこん)です。6年育てた人参はサポニンの量も豊富で品質が安定しています。製品を選ぶ際は、パッケージに6年根使用と記載されているか、そして信頼できるメーカー(クラシエなどの漢方メーカーなど)の製品であるかを確認することがおすすめです。

まとめ

高麗人参は単なる栄養ドリンクではなく、補気救脱や養心安神といった多岐にわたる効能を持つ漢方の王様です。疲労回復、冷え性改善、精神安定など、心身のバランスを整えるアダプトゲンとしての力は、現代人の悩みにこそ必要とされています。自分の体質に合った種類を選び、正しい飲み方を実践することで、内側から湧き出るような活力を手に入れましょう。

よくある質問

高麗人参について、よく寄せられる疑問や質問に専門家の視点からお答えします。

Q1. 高血圧でも飲めますか?

高麗人参には血圧を調整する作用がありますが、製品によっては血圧を上げてしまう可能性もあります。特に紅参などの温める力が強いものは注意が必要です。自己判断せず、主治医や漢方の専門家に相談してから服用するようにしてください。

Q2. どのくらいで効果が出ますか?

疲労回復などには比較的即効性を感じやすいですが、冷え性改善や体質改善を目的とする場合は、2ヶ月から3ヶ月程度継続することで徐々に効果を実感できることが多いです。焦らずじっくり続けることが大切です。

Q3. 女性が飲んでも大丈夫ですか?

もちろんです。冷え性や貧血、更年期の不調に悩む女性にこそおすすめです。血行を良くして肌の調子を整える美容効果も高いため、多くの女性用漢方薬やサプリメントにも配合されています。

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