甘酒の飲み方は朝と夜どっち?漢方で紐解く飲む点滴の効果と豆乳アレンジ

飲む点滴として美容や健康意識の高い層から注目されている甘酒。
栄養豊富で疲労回復に効果的なほか腸内環境を整え美肌作りにも役立つのが魅力です。
そこで今回は甘酒の効果的な飲み方に注目。
米麹と酒粕の違いや目的に合わせた飲むタイミングさらに美味しく続けられるアレンジレシピについて漢方の専門家が詳しく解説していきます。
甘酒の定義と漢方における脾の養生
甘酒は古くから日本人に親しまれてきた発酵飲料であり江戸時代には夏バテを防ぐ栄養ドリンクとして売り歩かれていた歴史があります。医学的に甘酒にはブドウ糖や必須アミノ酸ビタミンB群などが豊富に含まれておりその成分構成が点滴とほぼ同じであることから飲む点滴と呼ばれています。漢方医学において甘酒は消化吸収を司る脾(胃腸)を養う食材と定義されています。脾が弱ると食欲不振や倦怠感などの夏バテ症状が現れますが甘酒は弱った胃腸に優しく染み渡り速やかにエネルギーとなる気と体を潤す水を補うことで疲労を回復させます。
米麹と酒粕の違い
甘酒には大きく分けて二つの種類があります。一つは米と米麹を発酵させて作る米麹甘酒です。砂糖を使わなくてもお米のデンプンが糖化されて自然な甘みがありアルコールを含まないのが特徴です。お子様や妊婦さんでも安心して飲めるのはこちらです。もう一つは日本酒を絞った後の酒粕を水で溶いて砂糖を加えた酒粕甘酒です。こちらは微量のアルコールが含まれ食物繊維やタンパク質が豊富ですが砂糖で甘みをつけるためカロリーが高くなりがちです。漢方的な滋養強壮や疲労回復を目的とするなら米麹甘酒がおすすめです。
効果的な飲み方とタイミング
いつ飲むかによって期待できる効果が変わってきます。自分のライフスタイルや悩みに合わせて最適なタイミングを選びましょう。
朝の一杯で脳の活性化
朝に甘酒を飲むメリットは脳と体の目覚めをサポートすることです。甘酒に含まれるブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源であり寝ている間に枯渇したエネルギーを速やかに補給することで集中力を高め代謝スイッチをオンにします。朝食を食べる時間がない時や食欲がない時の置き換えとしても最適です。
夜の一杯で疲労回復と安眠
夜に甘酒を飲むメリットは一日の疲れを癒やしリラックス効果を得られることです。甘酒にはストレスを緩和するGABA(ギャバ)や精神を安定させるパントテン酸が含まれています。温かい甘酒を飲むことで深部体温が上がりその後の体温低下とともにスムーズな入眠を促します。また寝ている間の肌の修復に必要な栄養素も補給できるため美肌効果を狙うなら夜がおすすめです。
漢方流おすすめアレンジレシピ
毎日飲み続けるためには飽きない工夫も大切です。漢方の知恵を取り入れた相乗効果のある飲み方を紹介します。
豆乳甘酒で陰陽バランスを整える
甘酒と無調整豆乳を1対1で割る豆乳甘酒は最強の組み合わせです。豆乳のタンパク質が加わることで栄養バランスが整い腹持ちも良くなります。漢方では豆乳は肺を潤す食材とされており甘酒の脾を補う作用と合わせることで全身の潤いを守ります。温めても冷やしても美味しくマイルドな味わいになります。
生姜甘酒で冷えを撃退
温めた甘酒におろし生姜を加えるとポカポカ効果が倍増します。生姜には加熱するとショウガオールという成分が増え体の中心から熱を作り出す働きがあります。冷房で体が冷えている時や風邪の引き始めゾクゾクする寒気がある時に飲むと邪気を追い払い免疫力を高めることができます。
レモンや炭酸でさっぱりと
甘酒の甘さが苦手な人や夏場におすすめなのがレモン果汁や炭酸水で割る飲み方です。レモンの酸味であるクエン酸は疲労物質の分解を助け甘酒のビタミンB群とともに疲れを強力にリセットします。炭酸水で割ると喉越しが良くなり食欲がない時でもスッキリと飲むことができます。
注意点と適正量
体に良い甘酒ですが飲み方を間違えると逆効果になることもあります。
糖質の摂りすぎと適量
甘酒はブドウ糖が豊富であるため飲み過ぎると血糖値が急上昇し肥満の原因になります。特に糖尿病の方や糖質制限をしている方は注意が必要です。一日の適量はコップ一杯(約200ミリリットル)程度です。一度に大量に飲むのではなく毎日少しずつ続けることが健康への近道です。
酒粕甘酒のアルコール
酒粕甘酒にはアルコール分が残っているため運転前や妊娠中授乳中の方は控える必要があります。また砂糖を大量に入れて作ることが多いためカロリー過多になりやすい点にも注意し手作りする場合は甘さを控えめにするなどの調整が必要です。
まとめ
甘酒は漢方でいう脾を養い気と水を補う日本の伝統的なエナジードリンクです。朝に飲めば脳の活性化に夜に飲めば疲労回復と安眠に役立ちます。米麹甘酒を選び豆乳や生姜などの食材と組み合わせることでその効果をさらに高めることができます。一日の適量を守り美味しい健康習慣として生活に取り入れてみてください。
よくある質問
甘酒の飲み方についてよくある疑問や質問に専門家の視点からお答えします。
Q1. 温めるのと冷やすのはどちらが良いですか
成分的にはどちらでも変わりませんが漢方的な視点では温めて飲む方が内臓を冷やさず吸収率も良いためおすすめです。ただし酵素を生かしたい場合は60度以上に加熱すると失活してしまうため人肌程度に温めるか冷やして飲むのが良いでしょう。
Q2. 毎日飲まないと意味がありませんか
薬ではないので即効性を求めるものではありませんが腸内環境の改善や肌質の変化を実感するには毎日継続することが大切です。まずは2週間程度続けてみることをおすすめします。
Q3. 子供に飲ませても大丈夫ですか
米麹甘酒であればアルコールが含まれていないため離乳食後期の赤ちゃんから飲むことができます。ただし甘みが強いため水や牛乳で薄めて与えるようにしてください。酒粕甘酒はアルコールが含まれるため子供には与えないでください。

























コメント