茯苓(ぶくりょう)

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生薬名

茯苓(ぶくりょう)

生薬ラテン名・学名

Poria

生薬英語名

Poria Sclerotium

基原

茯苓(ぶくりょう)は、マツホド Wolfiporia cocos Ryvarden et Gilbertson(Poria cocos Wolf)(Polyporaceae)の菌核で、通例、外層をほとんど除いたもの

茯苓(ぶくりょう)の作用・効能効果

利水滲湿、健脾補中、寧心安神

五味・五性・帰経の分類

生薬には「寒・涼・平・熱・温」の5つの五性、「酸」・「苦」・「鹹」・「辛」・「甘」という5種類の薬味、生薬が身体のどの部分に作用するのかを示す帰経があります

薬味

薬性

帰経(臓腑弁証)

心・脾・胃・肺・腎

産地

中国(広東省、雲南省、貴州省)、日本など

中薬の分類

中医学に基づく方剤の分類です。中医学で使用する薬を中薬と呼びます。

中薬大分類

利水滲湿薬

利水滲湿薬(りすいしんしつやく)とは、体内の水の流れを整えて水湿を改善する薬です。服用することで尿量が増えることから利小便薬とも呼ばれます。

茯苓(ぶくりょう)が含まれる漢方薬

  1. 桂枝茯苓丸
  2. 五苓散
  3. 四君子湯
  4. 十味敗毒湯
  5. 小半夏加茯苓湯
  6. 釣藤散
  7. 半夏厚朴湯
  8. 防己茯苓湯
  9. 苓桂朮甘湯
  10. 連珠飲
  11. 茯苓飲
  12. 茯苓沢瀉湯
  13. 茘枝散
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この記事を書いた人

KAMPO楓堂 代表

国際中医師・国際中医薬膳師
温活指導士・温活薬膳料理士
登録販売者

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