生薬名
桃仁(とうにん)
生薬ラテン名・学名
Persicae Semen
生薬英語名
Peach Kernel
基原
桃仁(とうにん)は、モモ Prunus persica Batsch 又はPrunus persica Batsch var. davidiana Maximowicz(Rosaceae)の種子
桃仁(とうにん)の作用・効能効果
破瘀行血、潤腸通便
五味・五性・帰経の分類
生薬には「寒・涼・平・熱・温」の5つの五性、「酸」・「苦」・「鹹」・「辛」・「甘」という5種類の薬味、生薬が身体のどの部分に作用するのかを示す帰経があります。
薬味
苦・甘
薬性
平
帰経(臓腑弁証)
心・肝・小腸
産地
中国(山西省、河北省、山東省)など
中薬の分類
中医学に基づく方剤の分類です。中医学で使用する薬を中薬と呼びます。
中薬大分類
理血薬
散寒薬(さんかんやく)は辛散温通して陰寒を消散し、心・脾・腎に入り止痛や回腸、温経、散寒などの効能をあらわす。
中薬中分類
活血化瘀薬
活血化瘀薬とは、血液の流れを改善し瘀血を消散する薬のことです。
桃仁(とうにん)が含まれる漢方薬
- 牛膝散
- 桂枝茯苓丸
- 桂枝茯苓丸料加薏苡仁
- 甲字湯
- 滋血潤腸湯
- 潤腸丸
- 潤腸湯
- 秦艽防風湯
- 折衝飲
- 千金鶏鳴散
- 疎経活血湯
- 大黄牡丹皮湯
- 腸癰湯
- 桃核承気湯
- 独活湯
- 八味疝気方
- 補陽環五湯
- 膈下逐瘀湯
- 芎帰調血飲第一加減